UPSHU 個人契約家庭教師しゅ~先生

奈良市・生駒市で家庭教師を10年間、家庭教師一筋のしゅ~先生のブログ

【2020年】パソコン・タブレットは勉強・創作活動に向いていないシンプルな理由

 はじめまして、奈良市・生駒市で10年間、家庭教師一筋!のしゅ~先生です。
楽しく!分かり易く!粘り強く!をモットーに指導しています。
勉強のやり方や、家庭教師ネタをブログ発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

紙に書くことは凄いこと?

紙に書く

先日の記事ではたくさんのコメントありがとうございました!参考にさせていただきます!その中で僕にとっては意外で、興味深いコメントがありましたので引用させていただきます。

 

www.up1shu.com

 id:sai_kurashi  
面白く拝読させていただきました!
紙に構成など書き出しててすごい…!
私はなんとなく頭で考えて、一気に書きます。
毎回順序も定まってません😅
適当にやらないと億劫になってしまうので💦

 

 id:c089818  
すごいですね!
紙に書き出して、ちゃんと計画されてるなんて!
テーマを決めたら、行き当たりばったりで書いてるのが恥ずかしいです😅
キーワード選定ツールも、使ったことないです。
自分がこの記事を2語で検索するならと考えて、何パターン分かをタイトルに紛れ込ませてます。
それも、適当ですけど。。。😓

 

 Sai.さん、あとかさん共に「紙に書き出してすごい」というコメントを頂きました。全然凄くないです。僕にとっては紙に書き出さずに一気にかけてしまう二人はとてもすごいと感じています。
 
普段、紙とペンを使って仕事をしている僕にとって、PCで書くということに少し違和感を感じます。半日くらい考えた結論として、PCやタブレット等のデジタル機器は勉強や創作活動にあまり向いていないことが分かりました。今回はその理由を記事にまとめました。
 

これからますます増えていく、デジタル機器を使った学習

デジタル機器を使った学習

コロナウイルスの影響でオンライン授業、そしてデジタル機器の需要が教育にも波及。日本の高校生は活用最下位らしいです。
 
現在はこんな状況なのでみんな必死に取り入れていますが、何でもかんでもオンライン、デジタルのほうが優れているわけではありません。ワシントン大学の研究によると

手書きで文章を書いた子供達は、タイピングでテキストを打った子供達に比べて文字数では劣ったものの、着想がより豊かであったという。

タイピングよりも手書きのほうが学習効果は高いという実験結果

 

僕の感覚もそんな感じです。また過去記事で書いた僕のスタンス にも変わりはありません。

  • オンライン家庭教師は非常に便利
  • 便利だからといって最良とは限らない
  • テクノロジーは上手に利用

www.up1shu.com

 

デジタル機器はとても便利です。なのにどうして便利な道具を使っても学習効果は手書きの方が高いのか?僕は専門家ではありませんし、はっきりした結論は出ていないと思います。ですが、僕の個人的な考えとしては脳の構造に原因があると思っています。 

 

脳はアナログコンピュータ

脳はアナログコンピュータ

よく「脳にコンピュータが追いついた」等と言われますが、そもそも現代のコンピュータと脳の仕組みは全く異なっています。(最近はコンピュータの方が脳の仕組みに寄り添ってきてはいますが。)

staff.aist.go.jp

 

ざっくりいうと0か1、オンかオフの簡単な信号をどんどん積み重ねて記憶、計算を行っているのがパソコンなどのデジタルコンピュータ。対して、流れ、動きの中で様々なフィルターを調整して最適化していくのがアナログコンピュータ―すなわち脳だと考えています。

 

またポール・マクリーンの「三位一体脳説」というものがあります。脳は寝ていても勝手に体を調整してくれる「脳幹」、無意識の行動、感情を司る「大脳辺縁系」、そして思考を司る「大脳新皮質」の3つに分類されそれが有機的に連動しているという説です。

ポール・マクリーンの「三位一体脳説」

脳はこんなにスゴい! - マインドマップの学校

 

難しくなってしまいましたがポイントは2つです。

  • 脳は一連の動き、流れ、つまりストーリーによってパフォーマンスが変化する
  • 脳は一見関係なさそうな部分まで密接に連動している

 

例えばZ回の「速読英単語」という定番の単語帳があります。

 

これはストーリーを読みながら単語を覚えていくというコンセプトの単語帳ですが、これはストーリーによってパフォーマンスが変化する例ですね。もしデジタルのAIが記憶するのなら「ターゲット」のような出る順に1対1に対応させたほうが絶対効率いいはずです。

 

紙だと丸で囲んだり、矢印を自由に引いたり、落書きもできたりします。カードならシャッフルして並べてみたり・・・PCで書くとストーリーが全くなくなるわけではありませんが、個人的には紙はストーリー性を生み出しやすい媒体だと思います。


またPCで文章作成をしていると、マウスでスクロールしなければ前後の文章が見えないという欠点があります。紙に印刷すると全体を見渡せるので文章を図形的に捉えることが出来ます。

文章全体が見渡せる


これにより先程の図のイメージの右脳が活性化され、連動しているロジックの左脳も同時に活性化するという訳ですね。(また全体を見るとストーリーを意識しやすい効果もあると思います。)

 

さらに「からだで覚える」という事はよく言われますが、これは無意識の行動、「小脳」の働きによるものだと分かっています。スポーツなどは頭で考えているうちは初心者ですよね?
lne.st

 

よく脳の機能は人間しか発達していない大脳新皮質が最も優れていると勘違いしている人は多いです。ですが機能的には小脳、さらに脳幹は大昔から膨大なフィードバックを受けて最適化された、大脳新皮質とは比べ物にならないくらい超優れものです。

 

これを書くという「運動」を利用して積極的に使っていくわけです。さらに脳は様々部位が連動しているので、小脳が活性化されると大脳新皮質も活性化されるというおまけ付き!このように脳の様々な部分を活性化させるのにも紙は非常に優れています。

 

紙のデメリット―検索と編集

ブラインドタッチ

このように紙は脳、つまりアナログコンピュータの機能に非常にマッチしていて積極的に利用したすべきです。ですが、パソコンを全く利用しない方が良いというわけではありません。特にブログなどの執筆作業はパソコンのメリットは大きいです。

 

パソコンを使って文章を書くことのメリットは齋藤孝さんの「原稿用紙10枚を書く力」に明確に書かれていてすごく共感できます。少し引用してみます。

その理由の一つは、書く速度が自分の速度の思考に近づいたからである。言いかえると、手書きよりも、ブラインド・タッチで打つ方が考える速度に近くなったのた。

~中略~

もう一つ大きな事は、文章を削ぎ落とすことが簡単になったことだ。

  

僕もある程度まとまった思考がある時はPCに直接書き込むことが多いです。その方が早いからです。そして煮詰まったらそれを印刷して、紙を使ってアナログ的に書いていく・・・みなさんのように一発で書けたら良いのですが(泣)

 

原稿用紙に執筆

また特に執筆作業では重要なファクターである検索と編集能力はデジタル機器のほうが圧倒的に優れています。読書感想文を書いている時、原稿用紙で途中で間違いに気づいたときの悪夢を思い出してください(笑)

 

ですので、検索、編集はアナログでやる必要はないと思っています。ただし学生が電子辞書を使うのは僕は反対です。検索速度は圧倒的に早いですが、ストーリー性が皆無で記憶に定着しにくいからです。

 

検索・編集は執筆・絵描き・作曲などの仕上げを除いて勉強・創作活動であまり使いません。特に中高生の勉強ではほとんど必要ないですね。だから勉強は今までの紙主体の方が僕は効率が良いと考えています。

 

PCやタブレット、そしてスマホはとても便利です。できることがどんどん増えて、ますます利用していくことになるでしょう。ただし私達の脳は非常に微妙なバランスでその能力を発揮しています。安易に「デジタルの便利さ」を過信しないで下さい。

 

~まとめ~

  • パソコン・タブレットは勉強・創作に向いていない
  • 理由は「脳がアナログコンピュータだから」
  • 編集・検索はデジタル機器を利用

 

最後までご覧いただきありがとうございました。この記事があなたのお役に立てれば幸いです!

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