はじめまして、奈良市・生駒市で10年間、家庭教師一筋!のしゅ~先生です。
楽しく!分かり易く!粘り強く!をモットーに指導しています。
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コロナウイルスのおかげ?
#コロナウイルス #臨時休校 そしてちょっとずつ段階的に登校
— 家庭教師しゅ~先生@ブログ村ランキング1位 (@shu_sense) 2020年5月30日
このおかげで #不登校 から脱出できた(できそう)な
生徒さんがいる!
これ、見事に #系統的脱感作法 なんですよね‥
多くの死者が出ていて不謹慎かもしれないけど、登校できたら嬉しい!
どんなことでもやっぱり良い所はあるんですね
1ヶ月半前に不登校の生徒さんが学校へ行く準備をしていることを記事に書きました。そして臨時休校が解除され普通の授業が開始された今現在、無事生徒さんは学校へ行っています。
コロナウイルスは恐ろしいウイルスに違いはありません。でも不幸中の幸いというか、このコロナウイルスによる臨時休校のおかげで学校へ行けた生徒さんがいるのも事実です。一体なぜなのでしょう?
実は今回の臨時休校の措置は「系統的脱感作法」という、不登校の復学に効果的な方法に似ているものでした。今回はこの系統的脱感作法について記事にしていこうと思います。
系統的脱感作法とは?
現在は鬱病も薬物療法や心理療法の他に運動療法や行動療法が主流になってきています。中でも系統的脱感作法は行動療法の代表的な療法として幅広く受け入れられています。
系統的脱感作法は、行動療法の一技法。考案者は南アフリカで戦争神経症の治療を行っていた精神科医、ジョセフ・ウォルピ。古典的条件づけを理論的基礎とする。不安の対象となる状況・モノに対して、それらを対象者の主観的刺激の強弱によって階層化する。また脱感作と呼ばれるリラクセーション(主に筋弛緩などを用いる)を学ぶ。そして十分にリラックスした状態で階層的に低い不安対象に暴露してゆく技法。
Wikipediaには、なにやら難しく書かれていますが、みなさんも簡単に実践できます。
- 無理せずちょっとずつ
- 行動を細かく、具体的に
- 達成感を味わう、リラックス
こんな感じで思っておけば大丈夫!うつ病や不登校だけでなく、仕事や趣味などにも上の3つは応用できます。僕も家庭教師で生徒さんに使っています。
今回の臨時休校は
- まず全員休校することによって不登校の生徒さんがリラックス
- オンライン授業や少人数、短時間の登校の繰り返し
- 徐々に登校回数、時間を増やす
と系統的脱感作法に似ています。学校へ行けるのも納得ですね!本当に良かった(*^^*)
手段と目的を履き違えない
今回のような臨時休校はまた行われる可能性がありますが、もし不登校の生徒さんを持っている親御さんが系統的脱感作法を積極的に利用して子供を学校へ行かせたいと考えた場合、どうすればよいでしょう?繰り返しますが、キーワードは
- 無理せずちょっとずつ
- 行動を細かく、具体的に
- 達成感を味わう、リラックス
これを家庭で達成すればよいわけです。その壁になってしまうのが実は親御さん自身だったりします。何がなんでも学校へ行かせたい!早く行って!それで子供が学校へ行かなくて落ち込んでいる・・・それは間違っています。
学校へ行くのはあくまで手段。学校へ登校させて一体何をさせたいのか、親御さん自身がもう一度、目的をはっきりと見つめ直すことです。
- 勉強して欲しい
- 友達と遊んで欲しい
- 運動、部活を頑張ってほしい
- 規則的な生活を送ってほしい
色々あると思います。他のことでもいいです。大事なことはこれらは家でもちょっとずつできるはずということ。そう!親御さんは
- 家でも目的は達成される
- ちょっとずつ、計画的に
- 行きなさいとプレッシャーをかけない
ということを充分に理解して、子供と接してあげて下さい。
家を快適な環境にしない
不登校の生徒さんを無理に登校させる必要はありません。人生において必要なものだと思います。ですが家で好きな時間に寝て、起きて、ゲームや動画三昧だと家に居ることが学校へ行くよりも楽になってしまい、余計に登校できなくなります。
これを避けるために、学校よりも厳しい環境にするように親御さんには頑張って欲しいと思います。具体的には
など規則を厳しめにして、家でずっと生活するのも大変なんだと生徒に分かってもらって下さい。 特に一番大事なのはスマホ管理。スマホのせいで成績が悪くなったり体調が悪くなったりする生徒さんはたくさんいます。
~まとめ~
- 今回の臨時休校で学校へ行けた
- 系統的脱感作法を利用
- 家を快適にしない
お知らせ
不登校の生徒さんがいる親御さん。安心して下さい。今まで多くの生徒さんをサポートしてきました。なにか困ったことがあればぜひご相談下さい。
参考文献
不登校姉妹への再登校行動の形成 : 家庭内の不登校誘発・維持要因により生じた事例
「不登校」の研究動向 : 症状論、原因論、治療論、そして積極的アプローチヘ
最後までご覧いただきありがとうございました。この記事があなたのお役に立てれば幸いです!
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