はじめまして、奈良市・生駒市で10年間、家庭教師一筋!のしゅ~先生です。
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自律神経失調症とは?
みなさん、自律神経失調症っていう病気、ご存知ですか?実は大学生の卒業直前に僕は自律神経失調症にかかってしまいました。以来10年以上、治まったりぶり返したりを繰り返しながらこの症状と付き合っています。
ここ数年はほとんど発症してなかったのですが、10月初めに仕事の疲れのせいか、久しぶりに症状が出たので記事にしてみようと思います。この記事を読んで、自律神経失調症で苦しんでいる人が少しでも楽になってくれたら嬉しいです。
鬱病の一歩手前!多種多様な症状
皆さん、心臓を動かそう!食べ物を消化しよう!と意識してやっていませんよね?これらは自律神経という神経が寝ている間も自動的に調整を行ってくれます。生まれてから死ぬまで、寝ている間も休みなく働いてる、これはすごいことです!
ちなみに自律神経には緊張・興奮を促す交感神経とリラックスに導く副交感神経がシーソーのように切り替わって動いています。2つの神経はどちらも必要ですが、現代は交感神経が優位になる環境にあります。
この身体の自動調整機能を担当している自律神経が上手く働いてくれないのが自律神経失調症です。全身を自動調整している神経なのでここが狂うと本当に様々な身体の不調が現れます。またそのまま放っておくと鬱病を発症するとも言われています。
自律神経失調症の症状は人によって個人差があります。以下は僕が実際に体感した症状です。一見関係なさそうな症状が並んでいますが、これらはいずれも自律神経の調整がうまくいっていないことが原因で起こる症状です。
★ 喉に梅干しの種が詰まった感じ、息がしにくい
僕が過去に一番体感した症状はこれです。 喉に梅干しの種が詰まった感じがして息がうまく吸えません。みなさんも緊張してつばが飲み込めなくなった経験、あると思いますが、あれが四六時中感じられます。
★ 指がしびれる
現在体感している症状がこれです。左手の親指と人差指が、正座を長時間した後のジーンとするしびれが感じられます。 自律神経は血管や血液もコントロールしているので、上手く血液が流れなくなると身体のあらゆる部分で正座後のしびれが感じられます。
★ 胃がシクシク痛い
食べすぎ・飲み過ぎで胃が持たれ、痛くなった経験は皆さんあると思います。自律神経失調症の痛みはそれよりも鈍く、シクシクする痛みが長期間に渡って続きます。胃の蠕動運動、胃酸のコントロールが狂ってしまうために起こります。
★ゲップ、おならが出まくる
胃の機能と同様、小腸や肝臓などの消化・吸収の機能が低下すると、食べ物が身体の中で消化されず発酵してガスがたくさんたまります。僕は異常にげっぷやおならが出る時があって困りました。
★ 異常に眩しい
朝の太陽が眩しいとかそういうレベルの話ではないです。玄関を開けて太陽の光が入ってくるとほぼ視界が真っ白になります。普通の人は10秒もしない内にもとに戻りますが、自律神経失調症になると瞳孔の調節が鈍り1分くらい真っ白のままの時がありました。
★ すぐ疲れる・めまい・頭痛
自律神経失調症は様々な症状が出ますが疲労はほとんどの方が感じる症状です。僕のピーク時は普通に10歩位歩いただけでフラフラしました。それに伴いめまい、頭痛の症状が激しく出る方もいます。僕は軽度でした。
★ 全く眠れない(不眠症)
疲れているのに眠れない・・・みなさんも多少の不眠症は経験したことがあると思います。自律神経失調症がピークだった頃の僕は23時頃布団に入っても午前7時頃まで一睡もできていないことはザラでした。
眠れないというのは感覚的にもかなりつらい症状ですし、加えて集中力が低下し、疲労の回復も遅れるという悪循環になります。
ちなみに不眠症にもいくつか種類があって、
- 床についても眠りにつけない入眠困難
- 一旦眠っても途中で起きてしまう中途覚醒
- 予定よりも早く起きすぎてしまう早期覚醒
のようなものがあります。僕は入眠困難でした。
★ 大量の寝汗
緊張した時にかく冷や汗・・・自律神経失調症になると暑くもないし、運動もしていないのに大量の汗をかくことがあります。僕は寝汗が顕著でシーツに水溜りができていました。汗をかきすぎて起きた後もぐったりしていました。
★ 暴飲暴食
自律神経失調症は鬱病まではいかないけれども、精神的な症状も現れます。みなさんもストレスが溜まってやけ酒、やけ食いをしたことがあると思いますが、自律神経失調症ではストレス耐性が極端に低くなっているので暴飲暴食をやってしまうことが多いです。
★ 満員電車、飛行機に乗れない
満員電車に乗ると、狭い所に閉じ込められて息ができないような恐怖感を感じます。めまいがすることもあります。僕はこの症状と不眠症があるので、結局普通のサラリーマンは無理なんですよね(。>﹏<。)また宙に浮くのが怖くて飛行機に乗れません。
★ 選べない
選べない?とはみなさんはなかなかピンとこないかも知れませんが、自律神経失調症になるとよくある症状みたいです。仕事など、必ずやらなければいけないことはなんとかこなせます。
ですが、例えば
「晩御飯は何にしよう?」
のような些細な選択も全然決められない状態になります。日々の小さな選択も苦になって疲れてしまいます。
以上が僕が経験した多種多様な症状です。また僕自身経験したことはないですが、他にも耳鳴り、過呼吸、便秘、心臓の動悸、不整脈、あごの痛み、冷え、微熱が現れることがあるみたいです。
一番の治療法は「受け入れること」
「なんで俺だけこんな事になるんだ・・・」
「死ぬまでこんなのと付き合わないとだめなんか・・・」
始めて自律神経失調症になった時は毎日毎日こんな事を思っていました。とてもとても、辛かったです。ですがこの「うつ病・自律神経失調症 治る人治らない人」に出会って僕は救われました。
まず自律神経失調症は多種多様な症状が出ますが、死ぬような病気ではないし、一生続く病気でもありません。また原因は「あなたの体が正常だから」なんです。本を読んでびっくりしました。
風邪の時、熱が出て身体がだるくなると休みますよね?それと同じで、ストレスが加わって、身体を休ませる必要がある時、身体は色んな症状を出して強制的に休ませようとしてくれる。それが自律神経失調症です。
ですので症状は不快ですが、まず安心して下さい。そして症状を発してくれた自分の身体に感謝をしましょう。身体が正常に動いている証拠です。すぐに治そうとせず、ゆっくりと身体の求める通り、休むべきです。
治ったと思っても症状がぶり返してくる時はよくあります。その時は
「あぁ、またか。しゃあないなぁ・・・」
と受け入れる事が大切です。暑がりな人、寒がりな人がいるように自律神経失調症もその人の個性と捉えます。あまり症状を気にしなければ、いつの間にか治っています。
★ カフェインを全く取らない
もう少し具体的な対策の話をします。自律神経は交感神経と副交感神経のバランスが崩れる事で起きる症状です。カフェインを取ると自律神経のバランスを大幅に狂わせ、症状が悪化します。
症状が出ている時はカフェインの摂取量をゼロにしましょう!カフェインはコーヒーやモンスターなどのエナジードリンクに大量に含まれている他、緑茶、紅茶、コーラ。そして風邪薬、栄養ドリンクなど、あらゆる物に入っているので注意して下さい。
★ 日光を浴びて散歩する
自律神経失調症になると、疲労感がすごく感じられるので、家でこもって休みがちになります。それはそれで必要なのですが、日光を浴びて散歩などのリズム運動をすることはとても大事です。いずれも自律神経のバランスを整えてくれますので少しずつやっていきましょう。
★「ストレス」は4種類あることを理解する
現代社会はストレス社会で自律神経のバランスを狂わせやすい環境にあります。ですがみなさんの大半はストレスを精神的なものと思っています。僕も「うつ病・自律神経失調症 治る人治らない人」を読むまでそう思っていました。
ですが、「精神的ストレス」の他にもストレスはあります。変な姿勢で背骨や筋肉、内臓に負担をかける「構造的ストレス」。ジャンクフードなどに含まれる添加物、タバコやアルコール、化粧品などによる「化学的ストレス」。そして「温度・湿度のストレス」。
ですのであまり精神的にストレスを抱えていなくとも、猫背で、カップラーメンや酒を飲み食いをして、スマホのゲームをやっていれば自立神経失調にいつなってもおかしくない状態です。気をつけましょう。スマホの弊害は過去記事で↓↓
~まとめ~
- 自律神経失調症はいろんな症状が出て辛い
- 一番の治療法は「受け入れること」
- カフェインを控え、日光を浴びて散歩する
- 4種類のストレスを認識して遠ざける
最後までご覧いただきありがとうございました。この記事があなたのお役に立てれば幸いです!